北欧からの風

北欧のピアノ作品を中心に紹介するブログ。

♯3 夏の夜の牧歌

皆さん、こんにちは。

3本目の動画、メリカントの『夏の夜の牧歌』をUPしました。宜しければ聴いてみて下さい。

 

https://youtu.be/VwZ2jaPDr5Q

 

牧歌とは、羊飼いが羊の放牧中に、鼻歌の様に歌う歌の事で、長閑な雰囲気の作品が多いです。

夜なのに牧歌??という疑問が沸くかもしれませんが、メリカントフィンランドの作曲家ですので、夏は白夜なんですね。

私は白夜の経験はありませんが、夕暮れの様な状態が続く感じで、幻想的な情景だそうです。

 

左手がずっと同じリズムで低音を鳴らしており、それが単調な牧歌の雰囲気を漂わせていますし、

中間部で短調になる所が、なんとなく夜の雰囲気を醸し出しており、この作品が夜をイメージしている事が理解出来ます。

1分半程度の短い作品ですが、とても素朴かつ、美しい作品です。

リカントはこの様に親しみやすい旋律を書く作曲家ですが、それ故にポピュラー音楽に近い感じで、クラシック音楽の世界では軽視されがちですが、

しかし、難解な作品だけが芸術ではなく、やはり理解されない作品は歓迎されないわけで、

私はこう言った、少し軽めの作品がとても好きです。

 

楽譜は全音楽譜出版社から、舘野泉さんの校訂で出ており、今回もその楽譜を使用しました。

もし興味がある方はリンクを貼っておきますので、是非ご自分でも弾いてみては如何でしょうか?

レベル的に初級から中級の始めぐらいで弾けるので、ソナチネぐらいが弾けるならば大丈夫だと思います。

 

https://www.amazon.co.jp/リカント-ピアノアルバム-Zenーon-piano-library/dp/411161650X/

 

 

 

 

 

 

#2 夏の歌

皆さん、こんにちは。

2本目の動画、ペッテション=ベリエルの『夏の歌』をUPしました。

良かったら聴いて下さい。

https://youtu.be/Noqn-NyFJG0

 

ペッテション=ベリエルの『フルースエーの花々』って作品を知ったのは、

小川典子さんのCDが発売された時でした。

ペッテション=ベリエルもその時初めて知りましたが、

そのタイトルから、てっきりシベリウスの『花の組曲』のように、

花の名前がタイトルになっているのかと、期待したのですが、

花の名前が出てくるのは、たった一曲で(薔薇に寄せて)

『全然花、関係ないじゃん!』と期待ハズレで、

結局そのCDを聴く事すらありませんでした。

 

それから随分と時が経ち、YouTubeで何かの拍子に、たまたまこの『夏の歌』を聴き、

『なんて良い曲なんだ!?これは一体誰の作品??』

と思ったら、そのペッテション=ベリエルのフルースエーの花々の中の一曲だと分かりました。

それからこの曲集を聴いてみたら、結構好みの作品が多く、

『こんなに良い曲なら、あの時に聴いておけば良かった…』

なんて思いましたが、まあ、曲との出会いはタイミングですから、

あの時聴いていたら、また違った感想になるかもしれないし、

こうしてちゃんと知り合えたのなら良しとしましょう。(笑)

「フルースエーの花々」は全3巻からなる曲集ですが、

全部弾く事は大変なので、また好きな曲が一巻に集中していることもあり、

一巻の他の作品は、機会をみて勉強したいと思ってますので、

またいずれ動画を挙げられたら、と思っております。

 

3本目の動画の曲は、既に練習は済んでいるので、

近々撮影してまたUPしていきたいと思います。

これからもどうぞ宜しくお願い致します。

 

 

 

♯1 アリエッタ

皆さん、こんにちは。

なかなか先に進まないYouTubeですが、

先日ようやく1本目の動画をアップしましたので、

是非ご覧下さい。

 

https://youtu.be/nLa-Xmi9RQM

 

記念すべき第1本目は、北欧の作曲家で、1番有名で、

かつ偉大な作曲家、グリーグ様に致しました。

グリーグと言えば『ペールギュント』や『ピアノ協奏曲』がとても有名ですが、

ピアノ作品で言えば、なんと言っても『叙情小品集』が最も重要です。

長い期間に渡り書き続けられた作品で、まるでグリーグの日記かの如く、

折に触れ作曲された作品の数々。

今回弾いた『アリエッタ 』や『蝶々』『春に寄す』『トロルドハウゲンの婚礼の日』など、名曲も数多くあります。

 

しかし、ペールギュントやピアノ協奏曲と言う傑作の影に隠れてしまい、

なかなかその作品が、正当に評価されていないのが残念な所でもあります。

ピアノ教育の現場でも、レベル的には中級程度で、

メンデルスゾーンの無言歌集や、ショパンのワルツ程度のレベルですが、

やはりそちらの方がメジャー故に、叙情小品集が取り上げられる事は少ないようです。

私自身もレッスンではグリーグの作品は弾いた事がなく、

殆どが大人になってから、独学で練習した物ばかりでした。

それでも、『アリエッタ 』『ワルツ』『民謡』『トロルドハウゲン』ぐらいしかやっていないので、

偉そうな事は言えません。(笑)

北欧物の貴公子を名乗るのなら、せめて半分くらいはおさえておきたい所。

全曲録音している舘野泉さんは、まさに神!の領域で御座います。

 

小品集の第1曲目を飾るのが、今回アップした、

『アリエッタ 』です。

アリエッタとは、アリアの規模の小さい物。

と言う意味で、アリアとはオペラなどに出てくる歌曲の事を言います。

なので、ここではさり気ない、【小さな歌】程度に考えておけば良いかと思います。

実際、曲はそんなに劇的でもないですし、

感情豊かな、起伏の激しい曲でもなく、

本当にさらっとした音楽で、これから続く小品集への誘いの如く、

グリーグの世界観へと導いてくれる音楽です。

北欧からの風のオープニングに相応しい曲なのではないか?と、

今回のYouTube用にちゃんと練習した次第です。

 

因みに曲集の最後の曲『余韻』では、

このアリエッタのメロディーをそのまま三拍子にした物を書いており、

これは恐らくグリーグ自身が曲集の締め括りとして、

意図して配置したものと思われますが、

なんかそう言う所が、粋だな、センス良いなぁと思ってしまいます。

 

まだまだ魅力的な作品が潜んでいそうなので、

今後も少しずつ叙情小品集に取り組んでいけたらなぁ、と考えておりますので、

これからもどうぞ宜しくお願い致します!

 

では、また!

 

 

 

仮想プログラム

皆さん、こんにちは。

前回、「北欧からの風」とは何なのか?と言うのを書きましたが、

その際、リサイタルの名称だった事はお話し致しました。

では、そのリサイタルって何を弾くつもりだったのか?っていうのをお話し致します。

 

 

【前半】

シベリウス:樹の組曲 op.75

ペッテション=ベリエル:フレースエーの花束より「帰途」「夏の歌」「ローンテニス」「バラに寄せて」「フレースエーの教会にて」

 

【後半】

ニールセン:5つの小品 op.3

グリーグ:ピアノ・ソナタ ホ短調 op.7

 

 

こんな感じです。少しプログラムとしては短めですが、

これは一般の方に、マイナーな北欧作品を2時間も聴いて頂くのはしんどいだろうと言うのと、

私自身がそんなに長いプログラムはキツい!と思った事から、

小一時間程度で終わる、ランチタイム、サロンコンサート的なものをやりたいと考えたからです。

 

で、実際この中から、シベリウスグリーグはそれに向けて練習をしました。

が、この2曲の段階で、かなりキツイ事に気付き、

「これは何の為になるんだ??」と言う根本的な問題に悩んでしまい、

結局止めてしまったのでした。(笑)

特にグリーグは規模がデカいので、今後YouTubeで取り上げるかどうかも微妙です。

シベリウスの方は、いずれ全曲出せると思います。

 

因みに選曲にも苦労しました。

まず、シベリウスを「樹の組曲」にするか、「花の組曲」にするかで迷いました。

曲的には「花」の方に好きな曲が多いのですが、

最終的には知名度で「樹」の方を選びました。

ペッテション=ベリエルは新たに見つけた作曲家で、是非とも紹介したかった人です。

取り敢えず、「帰途」「夏の歌」は決定ですが、その他が難しいかったです。

この曲集は第3集まで分かれており、私は第1集のみ取り上げる予定でしたが、

時間的に全部は難しいので、どれに絞るか悩みました。

ニールセンはこれ以外に、「ユーモレスク op.11」と言う作品があり、こちらの方が可愛らしい曲が多いのですが、バランス的な事を考えて「5つの」にしました。

グリーグソナタか、「ホルベルク組曲」と迷いましたね。

メジャー具合では恐らく「ホルベルク」なのでしょうが、

こちらはバロック様式を用いた作品で、グリーグらしさや個性は弱い気がしました。

一方ソナタの方はグリーグらしさ満載で、そこかしこに北欧テイストが香ってきます。

しかも珍しく、どの楽章も好き!と言う事もあり、ソナタにしました。

(大概ソナタ組曲などは、あまり好きでない物が含まれているものですが…)

 

アンコールも考えており、シンディングの「春ささやき」がメジャー具合からいって良いかと思いました。

もう一曲弾くなら、クーラの「結婚行進曲」がとても好きなので、これにすると思います。

 

ってな具合で、実現はしない、妄想癖の戯言でしかありませんが、

それでもそんなプログラムを想像して楽しんでおりました。

初夏にこんなプログラムのコンサートがあったらきっと素敵だろうなぁ〜と思うのですが(笑)

今回、YouTubeをやるにあたり、ペッテション=ベリエルとニールセン辺りはしっかり仕上げて、

動画をアップして行ければと思っておりますので、どうぞお楽しみに。

 

とは言えまだ、動画も公開してない癖に何を言っているんだ?

って話しですが、取り敢えず動画は2本分は撮ってありますので、

近々編集して公開出来ると思いますので、しばらくお待ち下さい。

では、今後とも『北欧からの風』をどうぞ宜しくお願い致します。

最後まで読んで頂き有難う御座いました。

 

 

 

 

 

 

 

北欧からの風

皆さん、はじめまして。

 

このブログはYouTube「北欧からの風」チャンネルの専用ブログです。

YouTubeに公開した動画の楽曲解説など、

概要欄に収まりきれない事を、こちらのブログに書いて行こうと思っております。

 

そもそも「北欧からの風」って何なのか?と言う話ですが、

これは元々、私がグリーグピアノソナタを中心に、

北欧4国の作曲家を集めたリサイタルを開きたい!

と言う企画の際に考えたコンサート名でした。

北欧から吹く風に乗って、色々な作品が聴こえてくる。

そんな清々しい初夏のイメージで付けた名前でした。

しかしリサイタルとなると、暗譜はしなきゃいけないし、曲数も多く、

そもそもお客は集まるのか??と色々な問題もあり、

結局その企画は、志し半ばで諦めてしまったのでした。

 

私が初めて北欧作品を知ったのは、

おそらくシベリウスの『樹の組曲』だったと思います。

樹の種目名をタイトルにするなんて、面白いなぁと思ったし、

そして、それを音で表現するって言うのが素敵だなぁと思いました。

またその当時、ピアニストの舘野泉さんが、

フィンランドの作品を数多く取り上げており、

カスキやメリカントなどの作曲家も知る事になります。

それから何故か北欧物に強く惹かれるようになりました。

とは言え、普段のピアノレッスンで北欧物を取り上げられる事は殆どなく、

これまで弾いてきた曲は、ほんの僅かでした。

 

最近になってふと、

『そんなに北欧物が好きならば、いっそのこと北欧物のスペシャリストを目指すべく、本腰を入れて取り組んでみたらどうだろうか?』

と言う野望が浮かんできました。(笑)

そして、どうせならYouTubeに動画をUPして、

以前夢見ていた、『北欧からの風』を、

YouTube上で実現したら良いんじゃないか??

と思ったことから、この企画が始まりました。

 

私の拙い演奏が多くの人を惹きつけるなんて思っていませんし、

そんなに影響力が無い事も分かっています。

そもそも、そんなに再生回数も増えないでしょう。

なので、ただの自己満足に過ぎません。(笑)

それでも何もしなければ、何も始まらない訳で、

1つでも多くの作品を弾きたいし、出来る事ならば、それを多くの人に聴いてもらいたい。

こんな自己満足な行動でも、もしかしたら誰かの北欧作品を知るきっかけになるかもしれない…

そんな僅かばかりの期待を込めつつ、

演奏したり、記事を書いていけたらと思っております。

 

ってな訳で、これからどうぞ宜しくお願い致します。

 

 

YouTubeの『北欧の風』チャンネル

https://www.youtube.com/channel/UCZg9VLaj7XVDIjIg1fFHaEg